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一見すると普通の企業に見えたけれど、入社してみるとブラック企業だった。
そんな体験をして、「もう転職で失敗したくない」と思っている20~30代の方は多いはず。
特に20~30代になると、キャリアや人生の基盤について考える時期。
次の会社選びを間違えてしまうと人生に大きなリスクを抱えることになってしまいます。
そこでこの記事では、隠れブラック企業の特徴と、求人票から見抜くチェックリストを掲載します。求人サイトや情報サービスには、気づきにくい危険サインが潜んでいます。
是非この記事を読んで、【安心できる一歩】を踏み出してください。
【関連記事】
ブラック企業の見分け方|ホームページでチェックすべき5つのポイント
隠れブラック企業の特徴とは?

まずは一見すると普通の会社に見える隠れブラック企業の特徴について学んでいきましょう。
以下の特徴にあてはまる企業には要注意。
長時間労働を美化する表現
長い時間働いていれば「偉い」「頑張っている」といった風潮がある会社は危険です。
同調圧力でどんどん劣悪な環境になっていく傾向があります。
確かに汗水流して、身を粉にして働く姿は美しいと思います。
しかし、それを会社側が無言の圧力で強要するのは違いますよね?
長時間労働を美化する風潮があるかどうかは、入社してから気づくケースが多いですが求人や面接でのやりとりでも見抜く方法はあります。
求人票から見抜けるサイン
- 求める人材の内容に「体力に自信のある人」「長時間働ける人」などの曖昧な記載がある
- 「仕事に情熱を持てる方」「とにかくやる気がある方」など、賃金の条件よりも精神論を押している
- 「フレッシュな社員も頑張っています!」と新人が活躍しているアピール→ベテランが辞めていく会社
求人サイトで「精神論・根性論」をおしている求人には注意。
面接で気をつけたいポイント
顔を合わせてわかることも多いです。例えば、「残業はどれくらいありますか?」と質問しても「皆頑張っていますよ」などの曖昧な返答しか返ってこない会社もあります。
他にも、「休日を大事にできますか?」と聞いても話をそらしたり、担当の方が「うちはやる気さえあれば長く働くこともできますよ」などと、長時間労働を素晴らしいものとして紹介してきたりします。
入社してから気づくケース
- いざ入社してみると、定時で帰る人がほとんどいない
- 「もう帰るの?」といった同調圧力
- 休日にもラインやメールで頻繁に連絡がくる
「長時間労働を美化する会社」かどうかは、入社してから気づくことが多いですが、入社前にも怪しいと気付ける兆候はあるので気を付けてください。
成果主義を過度に強調する
「結果が全てだ」という会社も少なくありません。確かに、会社に貢献してお給料をもらうというのは正しいシステムですが、そこを過度に押してくるというのは危険な証拠です。
全面的に「うちの会社は成果主義です」と強調してくるところは、保証がなかったり、結果が出ない時のペナルティなんかがある可能性も。
「こういう会社って違法なところもあるんじゃないの?」と思いますよね。
以下に注意すべきポイントまとめました👇
結果を重視するのは合法
成果に応じたインセンティブを取り入れた制度にするのは労働基準法的にも何も問題はありません。成果主義の会社が必ずしも違法ではないというのはわかりますよね。
異常な不利益や過剰ペナルティは違法の可能性
賃金が極端に減ったり、評価基準がはっきりしていないのにペナルティを受けたりというのは、労働契約法10条に抵触するリスクがあります。
最初から賃金が減るということを明示していても、最低賃金や合理性に欠いていれば違法になる可能性も。
強引なノルマや長時間労働は重大な法違反
ノルマが達成できていないから帰さない、過酷なノルマを強要する行為は労基法5条に違反して、強制労働にあたる可能性が高いです。ホストで働いていた時は、たびたびこのようなことがあったけど、普通は大問題ですよね。
給与・福利厚生の表記が曖昧
給与や福利厚生についてきちんと明記されていないのは要注意です。
入社してから、劣悪な条件を提示される可能性もあります。
例えば、
- 給与が曖昧:「〇〇円程」「〇〇円くらい」など
- 条件や基準がわからない:「当社規定による」「インセンティブあり」など、詳しい条件や基準が明記されていない
- 幅が広すぎる:「月給20万円~40万円」「時給1,000円~1,500円」など、どのような条件を満たすといくら貰えるのか明記されていない

「本当にそんな曖昧な表記している会社あるの?」と思うでしょうが、実際に「〇〇円程度」などの実態が見えない表記をしている会社は実在します。
このような曖昧な表記の場合は、詳しい説明を求めるか敬遠した方がいいでしょう。
離職率や定着率に触れない
離職率や定着率については、求人などで載せる義務はないので載せないことがほとんどです。
しかし、面接や企業説明会などでこちらから質問しても、はぐらかすような場合は危険かもしれません。
こちらから、離職率・定着率について質問した時に
- 数字は公開していないのですが、皆さん頑張ってくれていますよ
- 現在、新入社員の募集に注力してますので…
- 離職率や定着率については、専門の部署で管理してますので
上記のような回答ではぐらかしてくることもあります。
直接会って、質問しても満足のいく回答を得られない場合は慎重に検討が必要です。
社風や成長をキラキラ表現でごまかす
社風や成長をキラキラした表現でごまかしてくる会社もあります。
一見ポジティブなことを書いているような気がしても、しっかり裏を読めるようになりましょう。
- 「アットホーム」「社員は家族」:実態はパワハラ気質なことが多い、プライベートなことにまで踏み込んでくる
- 「あなたの夢を応援します」「やりがいを持って成長できます」:しっかりとした制度や待遇がなく、低待遇をごまかしている
- 「若者も活躍中」:ベテランが続かず、辞めていく人が多い
このように、ポジティブなことを言ってはいるが、具体的なことがかかれていないことが多いです。具体的な数字とセットで表記されているか確認してみましょう。
パワハラ気質や、厳しい上下関係を隠して、求職者にいい印象を持ってもらおうとする悪質な企業も少なくありません。
求人で曖昧な表現や、精神論ばかり語っている会社はブラック企業の可能性あり。
具体的な制度や、数字が明記されていない場合は注意が必要です。
求人票からブラック企業は“ある程度”見抜ける

求人票だけで100%隠れブラック企業かどうか判断するのは難しいですが、【ある程度】であれば判別することが可能です。隠れブラック企業には特有の特徴(兆候)が求人票にも表れている可能性があります。
✅ 求人票からわかる特徴
- 長時間労働を美化する表現
- 成果主義を過度に強調する
- 給与・福利厚生の表記が曖昧
⚠️ 求人票では判別が難しい特徴
- 離職率や定着率に触れない
- 社風や成長をキラキラ表現でごまかす
「労働条件を書面で明示する義務」があるので、求人票の内容をよく見て、記事内容の透明性や正確さを確認することができるでしょう。
【求人票】で見抜くチェックリスト

「求人票は良く見るんだけど、何を確認したらいいかいまいちわからないんだよね」という方に向けてチェックリストを作りました。このチェックリストを見ながら確認すれば50%はブラック企業を避けられる内容になっています。
しかし、求人票だけではわからない部分もあるので、面接時や口コミを確認する必要があります。
給与欄:固定残業代・みなし残業の有無
給与欄を確認する際は、固定残業代(みなし残業代)といった表記があるか確認しましょう。
固定残業代は違法ではないのですが、固定残業があるということは【残業前提】の働き方である可能性が高いです。
固定残業代とは、最初から決められた時間数分の残業代を給料に足しておくというものです。
この制度を良く理解していないことを利用して、超過分の残業代も払わない悪質な企業もあります。

ただし、固定残業が必ずしもブラックというわけではありません。
募集条件:「未経験歓迎」「大量採用」の乱発
頻繁に【誰でもいいから従業員が欲しい】という欲が漏れている求人は、何かしらの問題で辞めていく人が多い可能性があります。ただし、成長制度や研修制度がしっかりとしている業界もあるので危険とは言い切れません。
これを見極めるためには、「研修期間有」と記載されている場合どれくらいの期間なのか明記されているか確認しましょう。具体的な日数が書かれていない場合は本当に制度が機能しているのか怪しいです。
勤務時間:週休2日=隔週休みの可能性
求人票に【週休2日】の記載があっても必ずしも毎週2日の休みが貰えるとは限りません。
実際は隔週で、1日出勤しなくていけない可能性もあるので、【完全週休2日制】なのかを確認してください。
項目 | 週休2日制 要確認 | 完全週休2日制 毎週2日休み |
---|---|---|
意味・定義 | 1か月のうち「週2日休める週」が 少なくとも1回以上ある。 → 毎週2日休めるとは限らない。 |
毎週必ず2日休める。 (例:土日休み/火水休み など) |
休み方のパターン | 「隔週で土曜出勤あり」など、週2日休めない週が混ざることがある。 | 年間を通して毎週2日休み。土日固定やシフトで週2日確保。 |
求人票での表記 | 「週休2日制」「月◯回土曜出勤あり」などの注記が付くことが多い。 | 「完全週休2日制(土日)」など、毎週2日の明記がある。 |
チェックポイント |
・「月◯回土曜出勤」「シフトにより変動」等の注記を確認。 ・年間休日が少ない(例:105日前後)と実質休みが少ない傾向。 ・面接で「土曜出勤の頻度」「繁忙期の運用」を具体的に質問。 |
・「毎週2日休み」が実運用でも守られているか確認。 ・祝日扱い・有休取得のしやすさも併せて確認。 |
リスクの目安 | 注意: 表現を誤解しやすい。実質「隔週休み」になるケースあり。 | 安心: 休日設計が明確。ただし繁忙期の運用は要ヒアリング。 |
例 | 例)「週休2日制(第2・第4土曜休)」= 第1・第3・第5土曜は出勤の可能性。 |
例)「完全週休2日制(土日)」= 毎週土日が休み。 |
福利厚生:曖昧すぎる書き方に注意
福利厚生の欄で、「当社規定により」のような曖昧な表現があると、実際は条件が厳しくて利用できないという可能性があります。
曖昧な書き方の例👇
- 福利厚生:当社規定による
- 「インセンティブあり」「各種手当あり」→ 条件がわからない、何の手当かわからない
- 「社会保険完備」ではなく「保険制度あり」→ 実態が不明で要注意
本来は加入条件を満たしている場合、会社側が社会保険に加入させる義務があります。
しかし悪質な会社は、社会保険に加入させずに従業員の負担を大きくしてるケースもあります。
これは違法行為にあたります。
健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険この4つが揃っているのか確認しましょう。
年間休日:105日以下なら要注意
日本の年間休日の平均は、「110~120日」です。なので、年間で105日以下の平均を大きく下回ってしまいます。仮に完全週休2日制と書かれていても、年間休日が105日以下なら、祝日などの休みはないものと思ったほうがいいですね。
なぜなら年間休日には、お盆や年末年始・正月の休みも含まれるので、105日以下で週休2日だと休暇が極端に少ないと考えられる。
完全週休2日と書かれていても、年間105日以下の求人には注意しましょう。
なお、求人票だけではわからない情報は、就職四季報を読むことをおすすめします。
特に以下の項目は注意して見てください👇
- 離職率:離職率が高い会社は要注意
- 平均勤続年数:短い会社は人が長続きしない会社
- 年間休日数:110日未満は危険
ただし、若手が多いIT関係や人材業界では平均勤続年数は短くなる傾向があります。
【求人票】で見抜くチェックリスト
- 給与欄に「固定残業代◯時間分」が明記されているか
- 給与表記が「◯◯円程度」「当社規定のみ」になっていないか
- 「未経験歓迎」「大量採用」の乱発がないか
- 研修内容・期間が具体的に書かれているか
- 「週休2日制」と「完全週休2日制」の違いが明記されているか
- 年間休日が110日以上あるか(105日以下は要注意)
- 「社会保険完備」と明記されているか
- 手当や福利厚生の内容が具体的に書かれているか
- 試用期間の有無・待遇が明記されているか
【面接・説明会】で見抜くサイン

求人票だけではわからない情報は、面接や説明会で集めることができます。
質問をはぐらかしたり、頻繁にキラキラ表現を使うなど、隠れブラックの兆候かもしれません。
ここでは、面接・説明会で見抜けるサインを3つ紹介します。
内定承諾を急かす
面接の段階から「いつから働けますか?」「採用ですので今日中に返事をください」などと決断を急かしてくる場合はブラックの可能性があります。
⚠️急かしてくる会社はなぜ危険か
- 本来会社は、応募者に検討する時間を与えるのが一般的
- 急かす会社は、「従業員を大切にしない」「人手不足」「離職率が高い」可能性がある
- ブラック企業は、決断を焦らせることによって冷静な判断をさせないようにする
つまり面接の段階で「即採用・返事を急かす」ような会社には注意が必要。
ただし、ベンチャーや小規模事業の場合、スピード感を大事にして回答を急かす場合もあります。
圧迫面接・タメ口・威圧的態度
面接時に初対面なのにため口で話されたり、高圧的な態度を取ってくる会社は要注意です。
実際僕も、元ホストという経験を素直に話したことがあり、その時に馬鹿にするような態度を取られたことがあります。応募者の過去を馬鹿にするような会社が従業員を大事にできるわけがありません。面接でリスペクトを感じられなければその会社は辞めておいた方がいいでしょう。
圧迫面接だからといって必ずしもブラックな会社とは限りませんが、嫌な気持ちになるのは確かですよね?人としてのマナーがなっていない会社には気を付けましょう。
質問への回答が曖昧
主に給料・待遇・残業時間・休日についての質問をした際に濁してくるような会社には要注意。
✅ 具体的な例
- 「残業はどれくらいありますか?」→「みんな頑張って働いています」
- 「年間休日は何日ですか」→「わが社は社員の成長を促していて…」などとはぐらかす
- 「ボーナスはどれくらいですか?」→「業績による(実績なし)」
これを見て、「え?こんなにあからさまな会社あるの?」と思うかもしれませんが、実際にあるんです。
これは極端な例でしたが、実際に【精神論】や【キラキラ表現】でごまかしてくることはブラック企業にありがちです。
特に数字で示せる質問をはぐらかしてくる時は注意しましょう。
【会社HP・SNS】での見分け方

求人票では見えなかったところも、会社のHPやSNSを見るとブラックの雰囲気が漂っていることもあります。実際にHPやSNSにはその会社の価値観が表れます。
ここでは、HPやSNSからブラック企業かを見分ける方法を3つ解説します。
キラキラ言葉ばかりで具体性がない
まず、求人票・面接時・HPどれも共通する危険な兆候はキラキラ言葉で具体的なことをごまかしているということ。キラキラ言葉とは、「やりがい」や「夢」といった抽象的でポジティブな言葉のことです。
でも、カリスマ性のある経営者やインフルエンサーってキラキラ言葉使っているイメージありますよね。ここで気にしたいのは、そのキラキラ言葉の裏に実績や待遇を具体的な数字で表すことができるかという点です。
つまり、問題はキラキラ言葉そのものではなく、具体的な数字がセットになっているかが重要なんです。
最低限セットで確認したい具体的数字
- 年間休日数(110日以上が目安)
- 平均残業時間(月20時間以内だと安心)
- 有給休暇の取得率(50%以上)
- 離職率・平均勤続年数(勤続年数は短くないか)
- 給与の内訳(基本給・固定残業代・インセンティブの内容)
企業SNSがポジティブ演出ばかり
過酷な労働環境を楽しそうに載せている企業は要注意です。
「そんな露骨なことする会社ある?」と思うかもしれませんが、こんな投稿は見たことありませんか?
- 深夜や休日に投稿:社員が夜遅くまで残業している姿を「今日も遅くまでみんなで頑張りました!」と投稿
- 休日のイベントをアピール:社員旅行や休日出勤を「仲間と一緒は楽しい!」と投稿(強制参加)
- 残業を美化:「納期前で寝る時間ないけど充実しています!」のような投稿
多くの人がこのような投稿を見ると、【やばい会社】だなと思うはずです。
しかし、就活中の学生や転職初心者の場合、「こういうものなのかな?」「楽しそうかも」とポジティブに捉えてしまう場合もあります。
ポジティブに勘違いをさせて、入社まで引き込むブラック企業も存在するので気を付けましょう。
社員口コミとの乖離(かいり)が大きい
HPで書いていることと、口コミに書いてある内容が違う会社もあります。
でも、「口コミってどれくらい信用していいものなの?」と思いますよね。
以下の表にわかりやすくまとめました👇
✅ 信用できる口コミ | ⚠️ 注意が必要な口コミ | |
---|---|---|
共通性・再現性複数件で一致? | 複数の投稿に同じ傾向(例:残業20h前後、有休消化◯割)が繰り返し出てくる。 | 単発の極端な主張のみ/他の口コミと一致しない。 |
具体性・数字 | 具体的な数値・事実(年間休日、平均残業、手当条件、部署名・時期)を明示。 | 「やばい」「最高」など抽象的な感想だけで根拠・数字がない。 |
バランス | 良い点と課題の両方に触れる(例:給与は良いが繁忙期は残業増)。 | 良し悪しのどちらか一方に極端に偏る(称賛一色/悪口だけ)。 |
トーン | 冷静で事実ベース。主観はあるが表現が過激すぎない。 | 感情的・攻撃的な表現や人格攻撃が目立つ。 |
在籍情報 | 在籍期間・雇用形態・所属/職種が分かる範囲で記載。 | 立場が不明、期間も不明で状況が判断できない。 |
一貫性・時系列 | 時期による違いの説明がある(制度改定後は改善など)。 | 時期不明/過去の出来事を現在形で一般化している。 |
他情報との整合 | 求人票・四季報・IR/HPの数値と大きく矛盾しない。 | 公式数値と著しく食い違うが根拠の提示がない。 |
「ライバル企業が悪口を書くこともあるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、口コミサイトでは本人確認を行っているため、簡単にライバル企業の足を引っ張るために投稿することは難しくなっています。
【口コミ・データ】で裏を取る方法

口コミではリアルな社員の声が聞けます、そしてデータを数値化したものを見ることで隠れブラック企業か判断する材料となります。インターネットで社員の口コミや、求人票やHPでは得られないデータを取得していきましょう。
ここでは口コミとデータの取得方法を4つ紹介します。
OpenWorkで働き方・口コミを確認
OpenWorkとは日本最大級の社員口コミサイト。企業の基本情報や、一部の口コミはサンプル程度に無料で見られます。多くの口コミや詳細データを閲覧するには、会員登録をして口コミを投稿するか、月額を払う必要があります。
登録自体は無料ですが、有料プランの場合は月額1,000円前後かかります。
つまり、口コミを投稿したくない人は有料プランに入って制限を解除しなくてはなりません。
✅ OpenWork登録ステップ
- 公式サイトにアクセス→ OpenWork公式サイト
- 新規会員登録をクリック
- プロフィールを入力
- 会員登録完了
- 自分の勤務先の口コミを投稿or有料プランに加入
ライトハウスで給与・福利厚生を把握
ライトハウスとは転職口コミサイト「カイシャの評判」をリニューアルしたサービスです。
運営会社はあの【エン・ジャパン】です。現役社員や元社員から口コミを集めて、リアルな福利厚生の情報などを集めています。
実は僕もエン転職を利用していました。使ったことのあるサービスの会社だと安心感がありますよね。
会員登録は無料で、登録したらすぐに口コミが見られます。
一部口コミを書かないと詳細が見られない情報もありますが、登録だけでも十分有益な情報が手に入ります。
キャリコネで年収水準を比較
キャリコネは簡単に言うと【クチコミ・年収サイト】です。
あまり聞いたことがないサービスかもしれませんが、公式発表されているのは「30,000社」以上が掲載されているようですよ。
こちらも無料で会員登録できます。より詳細な情報を見たい場合は自分で口コミを書くと見られるようになります。

ただし、嘘の情報が混ざっている可能性もあるため口コミを過信しすぎず、複数サイトで比較することをおすすめします。
自分の口コミを書く際は、個人が特定されるような内容は書かないようにしましょう。
就職四季報で休日・離職率を調査
就職四季報で休日・離職率を調べる方法は👇
まずは、就職四季報を購入してください。就職四季報は東洋経済新報が発行しており、書籍や公式サイトから電子版を購入することもできます。
次に企業ごとのページをチェックしてください。
就職四季報に掲載されている情報は
- 離職率(3年以内の離職率)
- 平均勤続年数
- 平均年収
- 平均年齢
- 有給休暇取得率
- 年間休日数
そして比較をしましょう。
比較するべきポイントの例は「年間休日は110日未満(120日前後が標準)」「3年以内の離職率が30%以上(高すぎる)」このようなデータが見られたら隠れブラック企業の可能性があります。
万が一ブラック企業に入社してしまった場合の対処法

「入社した会社がブラック企業だったよ!どうしよう…」という状態になってしまう可能性もありますよね。どんなに気を付けていても、ブラック企業は息をひそめて獲物を狙っています。
そこで、うっかりブラック企業に入社してしまった時の対処法を4つ紹介します。
次のキャリアへ動き出すための準備
早いところその会社を抜けだすために転職の準備を進めましょう。
転職活動の始め方👇
- 自己分析:「どんな働き方がいい?」「譲れない条件は?」これらを整理する
- 情報収集:求人票と合わせて、口コミや四季報で情報を集める
- キャリア相談:転職エージェントやキャリアコーチに相談する
- スキル準備:資格取得や副業で自分の市場価値を高めておく
キャリアコーチは一緒にキャリアの方向性について考えてくれる専門家です。
ただし、キャリアコーチを名乗り高額な受講料を取る悪質な業者もいるので気を付けてください。
労働基準監督署へ相談
不当な扱いを受けたら労働基準監督署へ相談しましょう。
でも、相談なんてしたらその後気まずい思いをしたり、嫌がらせを受けるのではないかと不安ですよね。
小規模な会社だと確かに誰が行ったのか察せられる可能性はあります。
まずは【匿名で相談】して判断を仰ぎましょう。具体的な調査を始めるとなった時に個人名を明かすといいです。
メンタルを守るセルフケア
ブラック企業はメンタルを削られていきます。壊れてしまう前に自分で心のケアをしていきましょう。
✅自分で、できるセルフケア
- しっかり寝る:無理は禁物
- 相談する:信頼できる人や機関に相談してみる
- ストレス発散:運動や趣味だけでなく、日記を書くなど小さいことでもいい
- 働き方をメモ:客観的に頑張り過ぎている自分を把握する
- 限界のサインが出ていないかチェック:動機や不眠、涙が出てくるなどのサインを確認
限界のサインは限界がきた自分では気づけないことが多いです。
なので、意識的に確認する習慣や家族や友人にあらかじめおかしなことになってたら指摘するように伝えておくといいでしょう。
退職代行サービスの活用
「まともに辞めようと思ってもらちがあかない」「辞めると言ったら酷いパワハラを受ける」
そのような状態の時は退職代行を活用しましょう。
退職代行を使えば、代行会社が直接やりとりをしてくれて、有給の消化まで交渉してくれるので即日から会社に行かなくてすみます。
有給が残っていない場合でも、欠勤扱いになるように伝えてくれるため、即日から行かなくてよくなるケースが多いです。
ただし、絶対に即日で行かなくてよくなるとは限らず、会社によっては出社を要求してくる場合もあるでしょう。その要求を拒否した場合、懲戒処分という形を取られ減給されてしまう可能性もあります。
隠れブラック企業を撲滅するために、個人ができること

ブラック企業がこの世から無くなって欲しいというのが僕の願いです。
大切な【時間】を平気で奪っていくことに憤りを感じます。
ここでは、ブラック企業を撲滅するために個人ができることを3つ紹介します。
口コミサイトやSNSに体験をシェアする
最近はインターネット上に口コミが載っているところがほとんどです。
SNSも普及して、情報の拡散が容易になってきています。基本的にブラック企業の情報を事実に基づいてたんたんと拡散すること自体は違法にはなりません。
ただし以下の点には注意をしましょう👇
- 名誉毀損:個人名や会社名を挙げて「人間のクズ」のような誹謗中傷は避けましょう
- 業務妨害:事実と異なる情報を書いて信用を下げるようなことは辞めましょう
- 守秘義務違反:在籍時に知った、漏洩してはいけない情報は出さないようにしましょう
あくまで拡散する際は、事実と自分がどう思ったのかを書くようにしましょう。
感情的に悪口を羅列すると法に触れる危険性があるので注意です。
労働条件の違反は労基署・ハローワークへ相談
「労働条件が話と違うな」と思ったら、労働基準監督署またはハローワークへ相談しましょう。
労働基準監督署もハローワークも国が運営している機関です。
相談したからといって会社を潰してくれるわけではないですが、法律に違反している部分を直すように働きかけてくれます。
違法な部分を改善し少しでもクリーンな会社が増えると嬉しいです。
健全な企業を評価・拡散する
健全な企業が評価されて、拡散されることはブラック企業の撲滅にも近づきます。
健全な企業がしっかり評価されることで、ブラック企業には働き手がいなくなり、会社が回らなくなっていくのです。
僕はいずれ自分で会社を立ち上げて、自分の周りから少しずつブラック企業が減っていくように健全に採用していこうと思っています。
まとめ【求人+面接+口コミで総合的に判断を】

隠れブラック企業を見抜くためには、あらゆる面での調査が必要です。
求人や口コミを調査し、面接時の態度や社内の雰囲気もよく観察しておきましょう。
隠れブラック企業を見つける際のポイントは👇
- 求人票は入口でしかない
- データと口コミの分析
- 実際に働いていけるかイメージ
この3つのポイントは意識していきたいポイントです。
✅ まずはここから始めてみましょう
- 求人票:労働条件の基本的な情報を取得
- 就職四季報:休日や年収、離職率のデータを取得
- OpenWork:社員の口コミで企業のリアルを把握
- ライトハウス:給与や福利厚生のリアルを把握
情報は1つのところからではなく複数の情報源から取得するのがポイントになります。
未来の自分を守るためにも、今からしっかり調査しておきましょう。
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