毎朝、会社に行くのが怖かった。
心も体も限界を感じながら、それでも働き続けるしかなかった。
この記事では、ブラック企業で約12年間苦しんできた僕が、
どのように副業に挑戦し、少しずつ未来を変えようとしているかをリアルに語ります。
もしあなたも、
- 会社を辞めたいけど辞められない
- 副業に興味はあるけど怖い
- 少しでも未来を変えたいと思っている
──そんな気持ちがあるなら、
僕の体験がきっとあなたの背中を押してくれるはずです。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
ブラック企業で働いた約12年間|地獄のような日々

もう、こんな生活、終わりにしたい
そう思いながら、僕は約12年間、いろいろな仕事を転々と続けてきた。
最初はホスト。
約10年間。
暴力や暴言が飛び交う、荒れた世界だった。
最初は勢いでやっていたけど、
後半は──辞めたくても、辞めるタイミングを見失っていた。
惰性で働き、心を無にして、
ただ夜をやり過ごす毎日。
その後、資源ごみのリサイクル会社へ。
社長がもともと知り合いだったため、
多少の理不尽や不満があっても、簡単には辞められなかった。
ここも地獄だった。
休日は少なく、ヒステリックに怒鳴る社長の下、
心を削りながら働き続ける日々。
そして──次に飛び込んだのが、クリーニング工場。
「今度こそ普通に働ける」
そう思ったのに、待っていたのはまた違う現実だった。
面接時には「残業した分はしっかり手当がつく」と言われていたのに、
いざ研修期間が終わり、正社員になるタイミングで
基本給が下げられ、固定残業代を組み込まれた。
納得できるわけがなかった。
それでも──
クリーニング工場で働き始めてから、
僕たち夫婦には、待望の子どもができた。
家族を守らなければならない。
軽々しく「辞める」なんて言えない。
がんじがらめになりながら、
「今だけ、今だけ」と自分に言い聞かせるしかなかった。
ブラック企業で身についたもの|意外なスキルと副作用
ブラックな環境で学んだことはある。
- どんなに理不尽でも、耐え続ける力
- 自分を押し殺して働くスキル
でも、それは
「生きるための力」ではなく、「壊れないための力」だった。
得たものと引き換えに、
僕はたくさんのものを失っていた。
- 健康
- 自由
- 家族との時間
- 未来への希望
当時は必死すぎて気づかなかったけど、
気づいたときには、心の奥が空っぽになっていた。
命の危険を感じた瞬間|辞めようと決意したきっかけ
ある朝、工場へ向かう車の中で、
胸が締め付けられるような感覚に襲われた。
息がうまく吸えない。
手が震える。

このまま行ったら、倒れるかもしれない
──そんな恐怖が、頭をよぎった。
心も体も、限界を超えていた。
だけど、誰にも相談できなかった。
会社は、
「体調管理も仕事のうちだ」としか言わなかった。
──ああ、このままだと、本当に死ぬ。
その瞬間、
ようやく「この生活を変えなきゃ」と本気で思った。
副業への挑戦|自由を求めて動き始めた
そんなとき、何気なく見ていたYouTubeで、
「副業」という言葉を何度も耳にするようになった。
- 本業に頼らない生き方
- 自分で稼ぐ力を持つこと
最初は、どこか遠い世界の話に思えた。
でも──何度も繰り返し目にするうちに、
だんだん現実味を帯びてきた。
このまま、
誰かに人生を握られたまま、
命を削って生きるのか。
それとも、
小さくてもいいから、
自分の力で未来を作り始めるのか。
──僕は、後者を選んだ。
副業の現実|失敗と損失に追い詰められた日々
最初に手を出したのは、
「投資信託を1万円だけ買う」ことだった。
右も左もわからず、
ただ何となくで買ってみた。
それから、トレーダーの真似事みたいなこともやった。
でも、勝てない。
むしろ、
- 売れば損
- 買えば下がる
自己嫌悪の繰り返しだった。
「俺にはセンスがないんだ」
何度もそう思った。
でも、不思議なことに、
完全に諦める気にはなれなかった。
どこかで、
「ここで終わったら、本当に何も変わらない」
──そんな焦りと希望が、いつも胸の奥に残っていた。
転職活動の苦しみ|出口を探し続けた戦い
もちろん、転職も考えた。
履歴書を書こうとしたけれど、
ペンが止まる。
──10年間、ホスト。
──資源ごみ回収。
──クリーニング工場。
履歴書に書いたところで、
誰が採用してくれる?
現実は重たかった。
それでも、
未来を変えたかった。
それだけは、絶対に譲れなかった。
ブラック企業からの脱出|失った人生を取り戻すために
ホストを辞めたとき、
資源ごみ会社を揉めて辞めたとき、
クリーニング工場を辞める決意を固めたとき──
どの瞬間も、
「これで終わりだ」という絶望と、

やっと自由になれるかもしれない
という希望が入り混じっていた。
ブラック企業は、僕からたくさんのものを奪った。
でも、奪われた人生を取り戻すために、
僕は今、歩き続けている。
ブラック企業で苦しんでいるあなたへ|僕から伝えたいこと

もし、今、
会社に行くのが怖いなら。
朝、布団から出られないなら。
それは、あなたが弱いんじゃない。
それだけ、無理をしている証拠だ。
すぐに辞められなくてもいい。
副業も、転職も、少しずつでいい。
でも、
「自分には未来を選ぶ力がある」
──それだけは、絶対に忘れないでほしい。
僕たちには、自由になる道が、ちゃんとある。
まとめ|自由を求める旅は、まだ続いている
僕の旅は、まだ終わらない。
- 副業もまだまだ道半ば
- 転職もこれから
- 子どもも守らなきゃいけない
だけど、
「ブラック企業に人生を奪われたままでは終わらない」
そう心に決めた。
未来は、自分で切り開く。
小さな一歩でも、前へ進めば、それが未来を変える。
一緒に、少しずつ、自由を取り戻していこう。
──ソラ
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