副業を始めてから、しばらくの間──
どれだけ時間をかけても、結果はゼロ。
毎朝早く起きて、眠気と疲労を押し殺して作業しているのに、
手元には、なにも残らない日々。
「このまま、ただ時間だけを失っていくんじゃないか」
「いま別のことをやっていたら、将来後悔しなかったかもしれない」
そんな不安が、何度も頭をよぎりました。
それでも、僕は副業をやめませんでした。
なぜなら、どこかで「自分ならきっとできる」と信じていたからです。
そしてもう一つ。
ここで完全にやめてしまったら、また1からやり直す未来が来るのがわかっていたから。
ゼロから積み上げ直すより、
0.1でも積み重ね続けた方が、絶対に近道だと信じたんです。
振り返ってみれば、あの“意味がないように思えた日々”も、
確実に僕のスキルや思考を育ててくれていたと、今なら胸を張って言えます。
この記事では、そんな僕が

副業、意味あるのかな…
と悩んだ時期をどう乗り越えたのか。
そして、副業に“意味”を持たせるために必要な考え方と行動を、実体験ベースでまとめました。
いま少しでも迷っているあなたにとって、
この記事が、“続ける理由”になることを願っています。
副業に「意味がない」と感じてしまう3つの理由
「これだけ頑張ってるのに、全然数字が伸びない」
「寝る時間を削ってまで作業してるのに、結果はゼロ」
副業を続けていると、そんなふうに思う日が必ずあります。
僕もそうでした。
「このまま続けても無駄なんじゃないか」
「ブログのジャンル、間違えてたんじゃないか?」
そんな不安に何度も飲まれそうになりました。
副業が“意味ないかも…”と思えてくるのは、実はとても自然なことなんです。
① 数字が伸びないとき、「別の道が正解だったのでは」と思ってしまう
収益が出ない。PVも増えない。
そんな日々が続くと、

もっと効率のいいジャンルを選んでいたら…
と考えてしまいます。
でもそれって、本当は「努力が無駄になること」が怖いだけなんですよね。
② 忙しさに押され、副業に時間が割けなくなるとき
本業が立て込んだり、家族との時間が増えたり。
「今日はできなかった」「明日も無理かも」と思う日が重なると、
「こんなんで意味あるのか…」と自分を責めてしまいます。
僕も「仕方ない」とは思えなくて、
「だったら寝なければいい」と、さらに自分を追い込んだこともありました。
③ SNSで他人の成功ばかり見えてしまうとき
Twitterやブログで「月◯万達成しました!」「副業で人生変わった!」
そんな投稿を見れば、自分と比べてしまうのも当然です。
でも僕の場合、意外とここはポジティブに転換できました。
「まだオワコンじゃない」
「自分にもチャンスが残ってる」
他人の成功が、焦りじゃなく“希望の証拠”になった瞬間でした。
こうして見ると、

副業意味ないかも…
と感じる瞬間は、
自分の中にある“努力と現実のギャップ”が広がったときに訪れます。
でも、これからの章では
僕がそのギャップをどう乗り越えてきたか、
そして、「副業は意味ある」と心から思えるようになった理由をお伝えしていきます。
それでも僕が副業を続けて良かったと思える3つの変化

「副業って、意味あるのかな?」と何度も迷ってきた。
でも今は、はっきり言える。
あのとき辞めなくて、本当に良かった。
そう思えるのは、僕の中で確かに“変化”が起きたからです。
① 「記事を書く・構成する・戦略を練る」が全部スキルとして積み上がった
最初は「とにかくやってみよう」で始めた副業ブログ。
けれど今では──
- 読者の反応を想像しながら構成を組んだり
- 記事タイトルに狙うキーワードを盛り込んだり
- SNSとの導線を設計したり
気づけば、“副業”が“仕事”に昇華しつつあることを実感しています。
これは、確実に自分のスキルとして積み上がってきた証拠です。
② 嫌なことすら「ネタにしよう」と思えるようになった
会社で理不尽なことを言われたり、
家庭と仕事の両立がうまくいかなくてイライラしたり。
以前なら、ただストレスとして蓄積されていた出来事も、
今は「よし、これを記事に書こう」と思えるようになりました。
芸人さんが「全部ネタになる」って言うけど、あれに近い。
副業を続けてきたからこそ、“自分の人生が誰かの役に立つかもしれない”という視点を持てるようになったんです。
✅ 嫌なことを“記事ネタ”に変える思考変換表
出来事 | 以前の捉え方 | 今の“ネタ視点”での変換 |
---|---|---|
上司に理不尽な叱責を受けた | モチベーションが下がる/腹が立つ | 「理不尽な上司とどう向き合うか」記事のネタに |
家事・育児との両立が難しくて疲れた | イライラ/自己嫌悪 | 「時間がない中でも副業を続ける工夫」ネタに |
副業の作業が進まなかった | 無力感/焦り | 「副業が続かない日こそ見直したい習慣」ネタに |
③ あの時やめていたら、今の生活も、自分も、なかった
もし、あのとき

もうやめよう
と思っていた自分が、
本当にやめていたら──
きっと今ごろ、
「何も変えられなかった」という後悔と、
「これからも同じ毎日が続くのか」という絶望に
押しつぶされていたかもしれません。
副業を続けてきた今の自分は、
毎朝のルーティンがあって、
小さくても積み上げがあって、
「未来を自分で作っている」という実感があります。
副業の意味なんて、
最初からあるわけじゃない。
でも、続けているうちに“意味が生まれる”瞬間が、確かにある。
それが今、僕にとっての“副業の価値”です。
✅ 副業を続けたことで得られる変化チェックリスト
「意味がある副業」に変えるために意識したいこと

副業って、最初から“意味のあるもの”ではないと思うんです。
意味は、「続けたあとに、やっと生まれる」もの。
僕が今、副業に意味を感じられているのは、
続けていく中で、少しずつ“意味を作る視点”が育ったからだと実感しています。
ここでは、僕が意識している3つの視点を紹介します。
① “意味”は、続けた後にわかる
あるとき、Xで投稿した記事にDMが届きました。
「今日読んで本当に救われました」
「まさに今の自分と同じで、励まされました」
その瞬間、はっきりわかりました。
あ、これは“意味が生まれた”んだ。
収益じゃなくても、数字じゃなくても。
自分の行動が誰かの助けになる。それが意味。
出来事 | 意味を感じた瞬間 |
---|---|
SNS投稿にDMやコメントが届いた | 「誰かの役に立てた」と気づいたとき |
自分の過去の悩みを記事にした | 同じ悩みの人が共感してくれたとき |
過去の自分と今の自分を比較した | 「成長してる」と感じたとき |
誰かから「あなたの言葉が響いた」と言われた | 収益ではなく“影響力”を感じたとき |
② 感情ではなく“仕組み”で動く
継続の一番の敵は、「やる気」です。
僕は朝活で副業を続けていますが、
毎日「やる気があるから」やっているわけではありません。
ポイントは“感情に頼らずに、仕組みで動けるか”。
- 朝起きたらすぐ作業
- 起床時間は多少ブレても1時間以内にはスタート
- やることは前日にメモしておく
この仕組みだけで、驚くほどスムーズに作業ができています。
「やるか迷う」前に、もう手が動いている──そんな状態を作るのがコツです。
💡 あわせて読みたい
【副業が続かない人へ】朝活で習慣化した3つのコツとは?
→ 朝活で副業が続くようになった3つのコツ【習慣化の心理学】

③ 目的を忘れたら、最初の動機を思い出す
副業を始めたとき、僕は本当に追い詰められていました。
突然つけられた固定残業。
給料が実質カットされ、昇給の見込みもなし。
人手が足りないのに、増やそうとすらしない会社。
残業だらけの毎日。
このままじゃ、自分が壊れる──そう思って、僕は副業を始めました。
だから迷ったときはいつも、
「なぜ始めたか」を思い出すようにしています。
逃げたかったんじゃない。
自由を取り戻したかった。
その想いが、僕を何度も立て直してくれました。
副業の意味って、
最初から“あるもの”じゃなくて、
毎日、自分で“作っていくもの”だと思うんです。
✅ 副業の“意味”を育てるためにやっておきたいこと
副業が「意味を持つ瞬間」は突然やってくる
副業を続けていると、
「このままやってて本当に意味があるんだろうか?」
と、答えのない問いを何度も自分にぶつけることがあります。
でも──
“意味”は、ある日突然やってきました。
ある日、Xに投稿した記事に対して、1通のDMが届きました。

今日の投稿を読んで本当に救われました。まるで自分のことを言われているようで、涙が出ました。
最初は正直、スパムかな?と疑いました。
よくあるテンプレメッセージかと思って、少し構えて読んだんです。
でも、よく見ると内容は明らかにコピペではなく、
僕の投稿にしっかり反応してくれていた“本物の読者”でした。
そして、返信をしてやりとりを重ねていくうちに、
その人が本当に「今つらい状況にいて、誰かの言葉を必要としていた」ことがわかりました。
そのとき、胸の奥で何かが静かに震えました。
「あ、自分の発信が“誰かを救った”かもしれない」
それだけで、涙が出そうなくらい嬉しかったんです。
それまで副業は「自分の自由のため」「収入アップのため」だと思っていました。
でも、このDMをもらったとき、はっきり思いました。
副業が“意味”を持ったのは、この瞬間だった。
たとえ収益が出なくても、
アクセスが少なくても、
SNSの反応が薄くても──
たった一人でも、心から「助かった」と言ってくれる人がいる。
その事実が、「意味なんてないのかも…」という迷いを、吹き飛ばしてくれました。
意味は、積み上げたその先に、
ある日、“思ってもみなかった形で”やってくることがあるんです。
だから、今日も一歩、続けてみてほしい。
その一歩が、やがてあなたにとっての“意味になる瞬間”へつながっていくから。
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